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DOTMANの思い出:その2

バイオリンを弾いているDOTMAN

続DOTMANの育て方・・・イヤ、育ち方
小学時代1

そもそもDOTMANとは・・・

我が愚息のことである。

愚息は字が書けない。(嘘です。書けます。ただ、誰も愚息が書いた字を読めないだけです。)そこで、サインの代わりにDOTMANを描く。愚息が書いたカードや手紙、学校に提出するレポートなどには、必ずといって良いほどDOTMANが登場する。

DOTMANとは、字が書けない(冗談です)愚息が5年ほど前に考え出したキャラクターである。実物をお目にかけたいところだが、残念ながらスキャナーを持っていない。(持っていても使いこなせないであろう。)そこで、簡単に説明する。手足がついたボールがマントをしている姿を思い浮かべて欲しい。手にはボクシングの時使うようなグロブをしている。体(ボール)の真中にベルトをしている。確か目はあったと思うが、口と鼻は・・・あったっけ?たったそれだけの単純なキャラクターである。

それがまた、コロコロとかわいらしい(どこが?)体形をした愚息に実に良く似ている。という訳で、ここで愚息の仮名としてDOTMANを使うことにした。(で、父がDOTFATHERで母がDOTMOTHER・・・名前を考えるのが 面倒だと思っているのがすぐばれてしまう仮名だ。)

DOTMANは愚息のニックネームですらない。私は彼のことを「DOTMAN」とは呼ばない。きちんと「息子」と呼んでいる。ちなみに、彼も私のことを「親」と呼ぶ。

[その後:スキャナーを購入したが、まだ使いこなすまではいっていない。DOTMANの絵は『DOTMANの能天気な日々』を参照。]


  目次
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1. DOTMANの日本語

愚息が可愛かった頃の話である。幼稚園の頃まではなかなか達者な日本語を話していた。幼稚園の友達(日本人)の家に遊びに行った時のことだ。友達と彼の父親と一緒にでかけることになったらしいのだが、珍しく小雨が降っていた。

愚息「おら、傘もってない」 友人の父「たいした雨じゃないから傘いらないよ」 愚息、友人のジャケットを見ながら...「でも、おらの上着には頭巾がついてねぇ」

息子よ、そういう時日本人は「僕のジャケットにはフードがついてない」と言うのだよ!

次は小学校の低学年の頃、理科の時間「海の水は何故辛い?」という単元を勉強していた時の話。授業中、元気に手を挙げた愚息...

「はい!それは昔、欲張りなおじいさんが、いいおじいさんから魔法の臼を盗んで海に逃げて、臼を試してみようと思って、“塩を出せ”といったら塩がとまらなくなったからです。まだ、臼は海の中だから、どんどん辛くなっています。」

理科の時間だよ、理科の...母の言うことはなんでも信じる素直な息子であった。小学生になってもこんな風だったので、皆の笑い者だったのだろうが、本人は幸せだった。今も笑い者というところは変わっていない。

追記: 「答えがわからなければ、手を上げなくても良い」ということを愚息が発見したのは、小学校の3年生の時だった。

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2. 挨拶

愚息の日本語は無茶苦茶だ。日本人と会った時の挨拶は「よっ!」とか「おう!」。これって普通?先生には多少丁寧に...「うっす!」と言っている。

先日、愚息がチャットをしているとこを覗いてしまった。(当然嫌がられた。)日本語チャットだった。チャットといっても相手は日本語学校の友人であるが、その日は部屋がわからずに探し回っていたようだった。

で、新しい部屋に入る度に...「こんにちは!初めまして、よろしく!」なんてご挨拶をしている。笑っちゃうね。しかも続いて...「〇〇探してるんですが、誰か知りませんか?」完全に丁寧語である。

「使えるんだったら、日頃から使え!」

言葉はどうであれ、挨拶だけはするようだ。

学校(アメリカの)で、実験をしてみたことがあるそうだ。すれ違う人に片っ端から片手を出して(握手を求めるポーズですね)、「ハ~イ!僕は〇〇です」と名乗る。それを毎日、1週間続けたらしい。

「ほどんどの人が、無視する。変な顔をして黙って行ってしまう人もいる。」とぼやいていた。「みんなが笑って挨拶するようになれば、もっと世界は楽しくなるのに」なんぞとも言っておった。しかし、そんな事普通やるか?!
(この実験は『パッチ・アダムス』よりずっと前に行われた。)

だから私は愚息の母だということを知られたくない!学校ではいつもコソコソと隠れるようにして歩いている。まるで「指名手配中」だ。

ある日、愚息と一緒にスーパーマーケットに行った。レジでお金を払う時、レジの人の挨拶に返事をしそびれてしまった。英語だから、素早く交わす挨拶は苦手だ。愚息に思いっきり叱られた。

「挨拶はきちんとしなさい!」わかったよ、悪かったね!...その後、練習させらた。「ふん、私はお前みたいに英語をしゃべれないんだよ!」

愚息曰く「英語がしゃべれないのは仕方が無い。でも挨拶だけは練習しなさい。」...ほっといてくれ!

その後:愚息は親に似て文明の利器を使いこなせない。従って、チャット(流行ってましたな、当時)なんぞ一時的なもので、今では完全に止めてしまっている。彼はEメールすらほとんどチェックしない。

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3. 父の大便

夏休みに入ってずっと家でぐでぐでしている愚息を買い物に連れ出した。買い物といってもスーパーマーケットに食料品を買いに行っただけである。(愚息は食べ物の売っているところならいそいそとついて来る。)

車で出かけるのだが、愚息はいつも運転席の後ろに座る。何しろ“何様”だから、助手席には絶対に乗らない。事故に遭った時一番生き延びる可能性の高い席、だそうだ。

で、前と後ろで話をしていた。何かの話で、私が「それは君が悪い!」と言ったら、突然後方から手がヌッっと伸びてきて首筋を撫でられた。「運転中に何をする!」と言うと、「気味が悪い?」「何を考えとるんじゃ!」

すると愚息は「そうだ、今日は卵を買って帰って久しぶりにゆで卵を食べよう!」それは“黄身”だ!駄洒落のレベルが低い・・・が、日本語だから許そう!要するにからかわれていたのであろう。

愚息は父親と仲が悪い。でも、本人に直接文句を言うと叱られるから、私に愚痴をこぼす。先日も父親が何を考えているのかわからない、と私にぶつぶつ言っていた。「そんなことを言われても、私が父さんの代弁をする訳にはいかないでしょう。」と言うと、愚息は突然笑い始めた。説明する必要はあるまい。言葉を知らないヤツとは話したくない!

義父は毎週金曜日に愚息のファミコンをしに家に来る。来る前に電話がかかってくることになっている。先程電話がかかってきた時、愚息に「〇〇(愚息の名前)、おじいちゃんだから電話出て」と言ったら・・・
愚息が腰を曲げてゆっくりと電話の方へ向かって行った。
「何やってるの?」
「僕、おじいちゃんっ・・・」
電話は老人がでるもんなのかい?

こういう会話を夏中続けていると、気が変になる。

クリスマス・ソングに、“It's the most wonderful time of the year.”という歌がある。(“一年で一番素晴らしい時だ”とでも訳しますか...あまり良い訳じゃないな。)9月になるとこの歌をついつい口ずさんでしまう。あ~あ、9月が待ち遠しい。

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4. 目指せ!プロレスラー

愚息はプロレスが大好きだ。将来はプロレスラーになりたいと言っている。本など課題図書や教科書は全く読まないのに、レスラーの書いた分厚い自伝は全て読んでいる。その中の一人が、「レスラーになりたくても大学は行った方が良い」と言っているのを読んで、大学に進学するつもりでさえいる。(甘いぜ!)

私はプロレスが大嫌いだ。見るだけじゃなく、話を聞くのも嫌いだ。それがまぁ、愚息と出かけると、後部座席からプロレスの話ばかりしてくる。愚息とは何でも話すようにしているし、どんな時でも真剣に話を聞くように心がけてはいる。が、プロレスの話だけは勘弁して欲しい。

「プロレス興味ない」
「うん、それでね...」
「聞きたくない」
「知ってる、だからね...」
「プロレス、大嫌い!」
「それは母さんの意見!今は僕が話してるの。黙って聞きなさい!」

・・・こいつ、全然わかっとらんな。

家にいる時、逃げ場がない時は、聞いてる振りをして実は聞いてない。すると愚息から片方の耳を塞がれてしまう。「反対の耳から抜けないように」だそうだ。振り除けようにも、力じゃかなわない。

その後:大きくなったらプロレスラーになりたいと言っていた愚息だが、大きくならなかったので断念したようである・・・良かった、良かった。

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5. 運転マナー

LA近郊は車がなくては生活できない。子供は16歳で免許を取るし、一人で歩けないようなおじいさん、おばあさんも運転している。キャデラックから降りてきたおじいさんが、歩行補助器をトランクから出してよろよろ歩いているのを見ると、「うん、カリフォルニアだなぁ」と思う。

私でさえ運転している。考えてみると、これは怖い!先日「注意!東洋人ドライバー」というバンパーステッカーを貼ってる車を見かけた。本当に東洋人が運転していた。

そういう所だから、免許を取るのは滅茶苦茶簡単。何しろ自分の車でテスト受けに行くのである。私は免許を取ってから、運転の練習をした。日本と違って、規則を知らない人、運転を知らない人、知ってても無視する人、「どけどけ!ベンツのお通りだ!」と言わんばかりの運転をする人(ベンツってターンシグルが付いていない車だと最近まで思っていたくらいだ。シグナル出してレーン・チェンジするベンツを見たことがない。)、保険に入っていない人、免許すら持っていない人...そういう人がたくさん運転している。

運転中に無礼なドライバーに会うと、ついカッとなって「馬鹿野郎!」と叫びたくなるのは私だけではないだろう。(私だけ?)「馬鹿野郎!」は例えだ。実際は英語だから、もっと酷いことを言う。相手に聞こえるはずもないのに、罵ってしまう。まだ免許を持っていない頃、助手席に乗っていてそういう場面に出会うと、自分が罵られているような気がして、実に嫌な気分になった。。(今でもそうだけど。)「相手には聞こえないけど、私には聞こえる。私が言われているみたいだから止めてくれ。」と何度も抗議しましたが、誰も聞いてくれなかった。

しかし・・・免許を取って運転に慣れてきた頃、私もやってしまった。マナーがなってないドライバーがいた時「おい、おい、おっさん!勘弁してよ!」という感じだ。誰かさんみたいに過激ではないが、これもだんだん過激になって来るだろう。

以前から愚息に文句を言われていた。
「母さん、相手には聞こえないんだよ。僕が言われてるみたいだから止めて。」
お!どっかで聞いたセリフ!...反省

そして今日、ついに言われてしまった。
「母さん、止められないなら英語で言ってくれない?」
「どうして?どっちみち相手には聞こえないじゃない」
「うん、でもね...母さんの英語だったら何言ってるかわからないから、気にならない。」

ふん!どうせ私の英語は何言ってるかわかりませんよ!日本語もろくに読めないくせして...でも、彼が日本語で罵るのは英語同様、とても上手い。

私だって、丁寧な英語なら話せる!(嘘)

その後:ここだけの話であるが、私は立派に英語で罵れるようになった。が、人前ではやらない。一人でいる時、油断しているとついつい罵りの言葉を吐いてしまうことがある。ちなみに、私は日本語では罵ることができない。日本にいた頃から、そいういう言葉は口にしたことはない。何故か英語なら出来てしまう。・・・が、普通の英会話は全く進歩していない。

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6. 風が吹けば・・・

何の話をしていたのか忘れてしまったが(昨日のことなのに...最近、ますます瞬間性健忘症が酷くなってきた)、私の話を聞いていた愚息が「それって、風が吹けば魚屋が儲かると一緒じゃない」と言った。
魚屋?

...猫が減るまでは覚えていたそうだが、その後を忘れてしまったみたいだ。
出番がなくて可哀想なねずみさん。

「人の話はちゃんと聞け!」

最近愚息と一緒にいる時間が長いので、つい油断してしまう。これも昨日のことだが、思わず「まじで?」
と言ってしまった。いやー、叱られた。「母さんがそんな言葉を使ってはいけません!」だそうだ。理由は...私らしくないそうである。(日頃の正しい言葉使い(?)が伺えるエピソードである。)まず、主語と述語がはっきりしてない文、そして“まじ”という俗語、「そういう話し方をしているとちゃんと話ができなくなってイザという時に困るでしょう?」

「おいおい、それは君に言ってんだよ!」
...でも、ちょっと反省。

関係ないけど、思い出したのでもうひとつ。小学生の頃、算数で“およその数”というのを習った(愚息がです)。“概数”のことだ。(じゃ、概数って言えよ!)愚息は「人の家の数借りてどうすんだよ!」と不思議そうであった。遊びに行った家のお母様が「およそに行ったら、ちゃんと手を洗いなさい。」とか「およその家に行ったら、ご挨拶しなさい。」とかよく言っていたのをしっかり覚えていたのである。(YSさん、あなたのことです。)
私はそういう意味で「およそ」を使ったことが無い。

今の日本人は、皆そういう言い方をするのだろうか?

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7. Even Even

愚息には変な癖がある。左右対称でないと気持ちが悪いらしい。偶数じゃないと駄目というのもある。

愚息が小さかった頃のことだ。まだトイレのドアも閉めなかったころだから3歳くらいだったと思う。電気をつける時、右手の人差し指の親指側の脇、第二関節のところでスイッチを上げるのだが(説明が細かい?)、同時に左手で同じ動作を洗面台の角を使って行う。最初私は左手でだけを見たので、不思議で仕方なかった。「何故こいつは、トイレに行く時に左の指をカウンターで擦るんだ?」数回観察した後、愚息に尋ねてみた。「even、even(2回言わなくてはならない)にするため」というお返事だった。evenとは「釣り合いがとれてる」とか「均一」とか「偶数」とか...そういう意味だ。

布団が左右同じ長さでベッドから出ていない気持ち悪いらしい。従って、ベッドメーキングは見事だ。時々私のベッドもやってもらうことにしている。

椅子にお行儀悪く、片膝を曲げて座ってたりすると、私がピシャリ!と膝を叩くのだが、そういう時も必ず反対の膝を出して、「こっちも叩いて」と言う。片方だけだと気持ち悪いそうだ。(そっちの方が気持ち悪いぞ!)

同じ感覚なのだろうか、「目には目を」主義でもある。私が言うのも何だが、本当はやさしい子なので、喧嘩を仕掛けたり、他の子を虐めたりはしない。が、売られた喧嘩は絶対に買う。小さい頃は身体が大きかったので、自分より小さい子や女の子とは絶対喧嘩をしてはいけない、やられたら逃げろ!と言いきかせて育てた。従って、日頃は女の子のおもちゃにされているようだ。(これって、虐められているのかもしれないが、本人に自覚がないから気にすることはあるまい。)

大きな喧嘩は二度しかしたことがない。一度は相手が3人だったので、学校からのお咎めはなかったが、一人が軽い脳震盪をおこしたので、その子の親にお詫びの電話をかける羽目になった。(私が、だ!子供の喧嘩に親が出るなんて...)

その子の親は、子供を学校まで迎えに行ったらしい。電話でおっしゃるには・・・
「子供の喧嘩くらいで、呼び出さないで欲しいですよね。
男の子だもの、喧嘩くらいしますよ。」
...皆がこういう母親だと助かる。

話が逸れてしまった。even、evenの話だった。

愚息はクリスチャンスクールに通っている。(これには深い事情があるが、それはまた別の機会に)そこで、当然宗教の時間がある。

先生「神は右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ、とおっしゃいました。何故でしょう?」
愚息は元気良く手を挙げて、元気良く発表!

「Even Evenにするためです!」

その後:このEven Evenという性格、結構いるようですな。最近、ダンナの友人の一人(立派な大人)もそういう性格だというのを発見した。そういえば、私の兄も子供の頃片手だけを上げるということが出来なかった。右手を上げると左手が上がってしまうのだ・・・あれはもう治ったのだろうか?

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8. 頭を使え!

ボタンを押すと、ぽこっと開く箱がある。愚息が小さな頃、そんな箱を開けようとして悪戦苦闘していた。
で、私が「頭を使いなさい、頭を」と言うと...箱を頭に当てて、頭で開けようとした。

愚息は小さな頃からパズルのような頭を使うものが出来なかった。硬いが弱い!

ところで、英語でも“Use your head!”と言う。アメリカ人の子供も同じ事やってるに違いない!

今回は短かったので、先日友人から来たメールからつい笑ってしまったお話を...
彼女がOLをやっていた時、同僚にとても可愛いお嬢様がいらしたそうだ。
彼女が面白くないことがあって、顔をしかめていた時、心配してくれたその人が...
「〇〇さん、何があったの?そんなに股間に皺よせて?」
...ちょっと下品だった?

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9. 母の日の思い出

昨日は父の日だった。愚息はカードなんぞを父に送っていた...私はもらったことがない!

関係ありそうで関係ない「母の日」の思い出。

愚息が幼稚園の時、みんなで母の日のプレゼントにクッキーを焼いたそうだ。いつもは絵を描いたり、何かを作ったりする時は逃げ回って参加しない愚息でるが、その日は一生懸命クッキーを作っていた、と迎えに行った時に先生から言われた。子供達は、袋に入れたクッキーをお母さん達に渡していた。愚息が見当たらないので(いつものことですが)探してみると...

お行儀良くテーブルについて嬉しそうに焼きたてのクッキーを食べていた。

それって私のじゃなかったの?

日本語学校の小学1年の時は、クラスで母の日のプレゼントに~券というのを作った。「肩たたき券」とか「皿洗い券」とかいうヤツだ。私も子供の頃作った記憶があるが、母がそれを使ったという記憶は無い。

愚息はその券に...「昇竜券」「波動券」と書いてきた。今でもちゃんと取ってある。修行して、いつか「波動拳」かけてやる!

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10. どうしてそんなことするの!

というセリフ、子供に向かって言った経験はないだろうか?実は私、ついついそう言ってしまう。何も考えないで、とっさにそういうセリフが口から飛び出してしまう。バリエーションに「どうして昨日の内に宿題やっておかなかったの!」「どうして洗濯物を出してないの!」等がある。

これは?が付いてないことからもわかるように、疑問文ではない。理由を聞いているわけではない。「そんなことをするんじゃない!」「こんなに時間がかかる宿題は、締め切り間際に始めてはいけない。」「私が洗濯を始める前に、洗濯物入れは必ず浴室から出しておきなさい!」などと言いたいのである。ところが何故か「どうして...」というセリフが口を突いて出てきてしまう。

愚息は私のこういう言い方に対して、必ず丁寧に「どうしてか」の説明を始める。で、私は余計頭に来る!「理由を聞いてるんじゃない!そういうことはするなと言っているんだ!」と言うと「じゃ、どうしてそう言わないの!」

こういう言い方を『斜めにしゃべる』と日本語で言うらしい。(だよね、ASさん)愚息が最も嫌う話し方である。
ちなみに、アメリカ人もこういう話し方をする。

ふん、親に口答えするんじゃねぇーよ!

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『DOTMANの思い出:その3』に続く。