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HOMEDOTMANの能天気な日々>DOTMANの思い出:その4

DOTMANの思い出:その4

中学生になってDOTMANはバイオリンからベース・ギターに変えた

続続DOTMANの育ち方
中学時代1

本当のDOTMANとは・・・

愚息にホームページを作った、と報告した。DOTMANの生みの親は愚息なので、一応知らせておいた方が良いだろう、と思ったからだ。愚息は、近い将来『DOTMAN』のホームページを作成するつもりでいるので、詳しいことはここには書かないが、DOTMANとは私が理解していた人物(?)とは違うらしい。

そもそも、DOTMANではない、Dot Manだそうだ。Dotが苗字で、Matが名前。Dot ManとはDot一族の総称・・・らしい。で、愚息がサイン代わりに使っているのは『Super Dot』という名前らしい。(突然、名前の書き方が英語式ではないか!)『Super Dot』の父は『Dot King』で、母は『Dot Queen』だそうだ。・・・どうでも良いか。

このホームページは日本語の上、漢字に読み仮名がふってないので、愚息は読まない。ダンナは日本語が読めない。

・・・書きたい放題だ。


 
目次
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1. 宣戦布告

愚息13歳。
人はこの時期を思春期と呼ぶ。
母はこの時期を反抗期と呼ぶ。

1年ほど前からその兆候はあったのだが、最近母子喧嘩がますます激しくなって来た。これも成長の証、と暖かい目で見守ってあげたいところだが、こっちも人間ができてないから、時々切れる。

先日、「どうして産んだんだ。」「生まれてきたくなかった。」と心から言ってるように感じたので、怒りよりも悲しくなり(かわいそうになったんです。)、「わかった、私が与えた命、責任とって奪ってあげよう!」と覚悟を決めて言ったら・・・流石にびびっていた。

ふっふっふ、気迫なら年季が違うのだよ。(体力では負けるけど。)

実は・・・本気だった。でも後から、大人げなかったなぁ、と反省した。

愚息は今、青春というやりきれない苛立ちの真っ只中にいる。やはりそういう時は大人が包んであげなくっちゃいかん!愚息の怒りにつられてしまってはまずい。(でも、愚母はそこまで悟ってないのだよ。)

これから6年間、これが続くかと思うと流石にうんざりする。しかし、愚母は負けない!正面からきっちりと受け止めてやろうじゃないか!

今回の喧嘩は愚息の「好きで生まれたわけじゃないけど生まれてしまったからには仕方がない。思いっきり楽しく生きてやる。」というセリフで収束した。流石は愚息、人生の目的が愚母と一緒ね!

余談だが、喧嘩の後、お互い冷静になって感想を話し合ってしまった。(最近、話し合いが多いのも私の寝不足の原因の一つだ。)愚息曰く、
「こんな怒りは誰にもぶつけられない。好きで産んだんだから、このくらい聞いてくれても良いじゃないか。」

へーへー、おっしゃる通りでごぜーますだ。
しかし、彼には父親もいるんだけどなぁ・・・ブツブツ

その後: 愚息との戦いは今でも続いている。一体いつまで続くのだろう?

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2. ただのデブ

はっきり言って、愚息はデブだ。

これまで何度も食事を控えさせようとしたが、全く効果はなかった・・・

毎年、健康診断のために病院に連れて行き、医者からダイエットするように言ってもらおうとするのだが、脂肪率は決して高くないらしく、医者は「これ以上食うな!」とは言ってくれない。それどころか...
「外食は脂肪が多いから、お母さんの手作りの料理だけ食べなさいね。お母さんの手作りなら、何を食べてもいいよ。」
...ううぅ、薮蛇 (私は料理が苦手だ。)

先日、愚息が突然「僕、痩せなくっちゃ!」と言い出した。何を今さら、と理由を聞いてみると...

小学校の頃、男の子は比較的小さい子が多い。愚息は縦横、ずっと学年で大きい方だった。ところが中学生になって、クラスメートの背がぐんぐん伸びてきた。愚息は今年に入ってから3センチくらいしか伸びていない。要するに、成長(身体だけね)が早かっただけのことだ。両親の身長を考えると、それ程大きくなるはずがない。

「これまで僕は大きかった。デブじゃなくて大きかった。でも、皆が追いついてきて...このままじゃ、僕、ただのデブになってしまう。」

ふ~ん、今ごろ気づいたのかい?

その後:DOTMANは相変わらずデブである。が、デブに完全に馴染んでしまっている。痩せようとする気持ちは全くないようである。が、愚息に面と向かってデブ!と言うのは、どうやら私だけのようだ・・・何故だろう?

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3. 午前様...というより朝帰り?

明日はハロウィーンだ。愚息が生まれてから昨年までは、毎年ハロウィーンのコスチュームを手作りしてきた。が、さすがに170cmを越えると、コスチュームを着ても可愛くないので、今年から止めることにした。本人も恥かしいらしく、去年は「トリック・オア・トリート」(コスチュームを着て、近所を回り、キャンディを集める。)には行かなかった。もちろん、今年も行かない。

その代わり、という訳ではないのだが...土曜日にナッツベリーファームが毎年やる「ナッツ・スケアリー・ファーム」というのに行って来た。ナッツベリーファームはスヌーピーのキャラクタでおなじみの遊園地である。が、ハロウィーンの時期になると、夜7時から夜中の2時までお化け屋敷化する。

キャンディを貰いに行けなくなった大きな子供達が遊びに行くところなのだろうか?ハロウィーンというと、どうしてもあのホラー映画を思い出してしまうので、ちょっと不安はあったのだが(って何の根拠もない。)、日本語学校の友人達と行くというので、許可した。

まさか最後までいるとは思わなかった。前の日の金曜日は、夜の九時まで(アメリカの)学校のハロウィーン・パーティで騒いだ後、夜中の2時までかかって日本語学校の宿題をやり、土曜日は朝から日本語学校だったので、疲れていると思ったのに...さすがはティーンエイジャーである。

2時まで遊んでから、迎えに来てくれという電話があった。「2時に閉園するから、その時間に迎えに来て」と早めに電話をするなんて、考えもしない...らしい。家に帰ってきたのが3時過ぎておった。ほとんど朝帰りである。

ところで、愚息は臆病だ。ナッツ・スケアリー・ファームでも思いっきり恐がってみんなの笑い者になったそうだ。女の子がキャーキャー言う姿は可愛いが、デカいガキがギャーギャーと恐がる姿は一段と面白いらしい。
という訳で、一緒に行った友人達からでなく、お化けの格好をして働いているお兄さんお姉さん達にとても受けたらしい。
・・・きっと来年も行くのであろう。

(2000.10.30)

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4. 日本語学校

我が愚息は毎週土曜日日本語学校補習校に通っている。この某あさひ学園(どこが某じゃ!)は、基本的には駐在員のおぼっちゃま、おじょうちゃまが通う学校だが、ここ15年ほどの不況のため駐在員の数が著しく減少し、アメリカ生まれの子も通えるようになった。そこで、駐在組と永住組の間に確執が...生まれたりはしない。こちらに住んでると、気候のせいが性格がのんびりしてしまう。それは駐在員の家族とて同じだ。残念ながら駐在のお子様方は、帰国してあせるしか手が無い。

だた、国語力の差は歴然としている。最近、愚息の国語力がわかってしまう出来事が日本語学校で2つほどあった。(実際はもっとあるのだろうが、最近、先生から聞いた話は以下の2つである。)

その1:
先生「テストが終わった人は伏せてください。」
この先の説明は不要だろう。
愚息はとっさに床に伏せた。
(普通は考えてもやらないと思う。)

その2:
私が中学生の時、週番日誌なるものがあった。愚息の週1回の学校にも、そういうものはある。愚息はそういうところは何故か律儀な性格で、全部空欄を埋めようと頑張ったそうだ。ところが最後の「先生より」という欄に何を書いたら良いのかわからない。「先生から一言」と書いてあればわかったのに、と後で本人は言っていたが...仕方なく「(先生より)若い!」と、書いたそうだ。

付録に、最近学校で流行っているジョークを・・・(永住君とはアメリカ国籍の子、駐在君とは駐在員のお子様達のことである。)出典は定かではない。(著作権侵害してたら、お知らせ下さい。すぐ削除します。)

(1)
先生「ぎおんごにはどんな言葉があるでしょう?」
永住君「わぁ~お!」(それは擬声語じゃ!)
駐在君「どすえぇ~」(良く知ってんじゃねぇか)

(2)
先生「かぎょうはなんですか?」
駐在君「サラリーマンです。」
永住君「かきくけこ!」

(3)
夏休みに日本に遊びに行った永住君、おばあちゃんの家の近所の公園で、「鯉のエサ、10円」という看板発見。
公園の管理人、永住君に「君、10円玉、池に投げないでくれる?」

その後:愚息はあさひ学園の中学校まで無事卒業した。その後、大学で日本語の授業を取っていたようではあるが、彼の日本語はあさひ学園時代から全く進歩していない。

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5. 勉強させて!

愚息が通っている学校は、小学校と中学校が一緒になっている。Kidergartenから6年生までが小学部、7、8年生が中学部だ。

愚息は今年の9月から7年生になった。中学になると、突然勉強が難しくなる。2週間に一度、単語のテストがあるのだが、見たこともない単語ばかり並んでいる。「試験によくでる英単語」(古い?)なんかには載ってない単語ばかりである。

学校の成績など、人間の良し悪しを判断する基準にはならないと思っているから、成績に関しては煩く言わないのだが、国語(英語)と数学だけは基礎をみっちりやっていて欲しいと思っている。「読み書き計算」さえ出来れば、勉強は本人がやる気になったときに始めても遅くはないと考えているからだ。。(一生やる気にならないかも?それはそれで良いだろう。)

で、単語である。言葉を知っているということは、成績に関係なく大切だと思うので、これまでは手伝ってあげていた。家から学校までの20分間、車の中で毎日単語の勉強をしてきた。

しかし、最近は発音できない単語がズラリと並んでいる。私が単語を言って、愚息にスペリング、品詞、意味、同義語、反語を言わせるのだが、正しく発音できないものだから、中々通じない。というわけで、7年生になってから、手伝うのを止めていたのだが、そうするとテストの結果が悲惨になってしまった。

愚息も成績なんか気にしない素振りを見せてはいるが、余りに酷いのは嫌なようだ。
「母さん、また車の中で勉強させて。」と頼まれた。
頼まれたら嫌とは言えない。

ラッシュアワーに自作の単語カードをチラチラ眺めながらの運転は、スリルがある。そこまでしてやってあげているというのに、愚息はすぐ他の話を始めたり、思いっきり嫌そうな声で答えたりする。

「あなたがして欲しいって言ったから、やってあげてるんでしょう!
やる気がないなら、もう止める!」と怒鳴りつけると...

「母さん、僕ね『勉強させて』って頼んだの。僕が嫌がっても無理矢理させてっていう意味なのね。嫌なんだから、嫌がったり話を逸らそうとするだろうけど、だからこそ頼んだんだよ。どんなに嫌がっても、子供のためなら無理にでもやらせるのが親というもんだよ。」

「そういうことは、君に言われたくない!」

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6.馬鹿が風邪をひく理由

愚息はとても健康だ。病気で学校を休んだことはない(停学、怪我、サボりはあり)。風邪を引いたことも数えるくらいである。「馬鹿は風邪をひかない」というのは本当だ!と常々思っていた。(ちなみに、ダンナもめったに風邪をひかない。賢いのは私だけである。)

愚息とよくいうジョークに
「母さんはお前を産む前に『五体満足で健康だったら他に何も望みません。』って神様にお願いしたんだよ。
神様はちゃんと母さんの願いをきいて下さって、、願ったことだけきっちりとかなえて下さったんだねぇ。
こんなことなら、もっとたくさんお願いしておけばよかった。」
というのがある。そう言えば、「かなうことがあるから、願い事には気をつけよう」という諺(?)があったっけ。

ところが、ここ数年、冬休みになると愚息が必ず風邪をひいて熱を出す。おお、ついに愚息も賢くなったか...なんて思っていたのですが、先日本当の原因が判明した。。

クリスマスの1週間ほど前から冬休みに入るのだが、その時期は私が滅茶苦茶忙しい時期と重なる。遅くまで寝ていた愚息が起きてくる頃には、私は仕事中である。で、愚息は自分で朝ご飯を食べることになる。
私が忙しいのをよいことに、カップラーメンなんかを作って食べるわけだ。(カップラーメンは愚息の好物。)クリスマスの買い物にも毎日出かけるから、お昼もハンバーガーかなんかで済ませる。夕食も思いっきり手抜きである。

そういう生活が1週間も続くと、てきめん病気になる。(私の方は、気が張っているので、毎年忙しさが一段落した1月末に風邪をひくことにしている。)

では、数年前までは何故こういうことがなかったのか?数年前までは、学校が休みでも愚息は早寝早起きだった。朝食の時間に間に合うよう(遅くても7時)に起きてくれば、きちんとした朝食にありつくわけだ。が、ここ数年、学校が休みになると「夜更かしの朝寝坊」になってしまっていたのだ。成長して、親が寝ても一人で起きてられるようになったのである。(しかも、数年前まで私は専業主婦であった...パートはしてたけど)

食事の乱れが1週間で身体に出るって、恐いと思う。しかし、1週間で体調を壊すということは、愚息はそれ程健康ではないということなのかもしれない。

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7. ハッピーニューイャー、メェン!

1月2日から愚息の学校が始まった。なのに2日、3日と夕方愚息の友人から電話がガンガンかかってくる。何の用かな?と聞いていると、新年のご挨拶だった。

愚母「学校で会わなかったの?」
愚息「学校が違うの!」
愚母「ん?」

愚息はクリスチャン系の私立に通っている。小さい頃(今もだが)態度に問題があり、公立は無理そうだったので躾の厳しい学校へ入れた。愚息が通っている学校は、勉強には余り力を入れていない。文部省(と言うのだろうか?)が決めたレベルに達していればそれで良し。決して学年以上のレベルのことを教えることはない。飛び級も不可。(公立にはある)しかし、躾には厳しい。お行儀というより、自分を含め、人を尊重することに力を入れている。それで選んだのだが、勉強の方は・・・

レベルが高くないだけに、要求されたレベルに達していなければ、情け容赦なく『落第』する。宿題を出さない、またはテストが60点以下、だとアウト!小さい頃は良いのだが、学年が上がるにつれて、勉強をしない子はついていけなくなる。(フツーにやってれば良いのだが。)落第するのが嫌なら止めるしかないわけだ。

愚息はなんとか下の方でついていっているが、類は友を呼ぶで愚息の友人は勉強をしない子が多いから、毎年どんどん止めて行くようだ。(そのせいで、愚息の順位がどんどん下がると文句を言っていた・・・人のせいにするんじゃない!)で、「学校が違う」友人が増えているらしい。・・・知らなかった。だって、学校が変っても遊びに来てるんだもん。(そう言えば、毎日のように電話をかけてきて、宿題の答えを聞いていた子から最近電話がないと思った。)

で、新年のご挨拶である。そういうことは子供でもするんだ。といっても愚息からかけてる様子はない。

たしか2、3年前は
「ハ~イ、クリス。ハゥアーユー?ハッピーニューイャー!」という可愛い感じだったと思うのだが・・・
今日聞いていたら、あの声変わりをした低~い声で、
「ヘイ、メェン!ハッピーニューイャー、メェン!」
と言っているではないですか!
かっわいくな~い!まるで不良だわ!

ああいう話し方は映画の中でしか聞いたことがなかった。不良っぽい俳優さんがああいう話し方をしていると格好良いのだが、まさが我が愚息があんな話し方をするとは思ってもみなかった。。

ちなみに日本語では愚息は自分のことを『僕』と言う。友人と話している時もそうだ。『俺』は日本語学校に入学してから1、2年使っていたが、いつの間にか『僕』に戻っていた。日頃そういう話し方しか聞いたことがないせいだろうか?

ちょっとショック!

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8. 一筆入れろ!

いつものように愚息と怒鳴りあっていた。剣道の帰り、時刻は夜の11時・・・お互い疲れきっていて機嫌が悪い。「言った」「言わない」の堂々巡りになってしまった。こうなったら、もう出口はない。が、よくあることだ。

で、その時は「家に帰ってお互いの言い分を文書にしてサインをし、コピーを一部ずつ持っていることにしよう。」とお互いに同意し、一時休戦した。で、話題は急に最近愚息がよく聞いているテクノ・ミュージックの話になり、穏やかな気分で帰宅した。(この立ち直りの早さが我ら母子の特技である。)

もちろん、続きはやってない。「今度、怒鳴り合いが始まったら文書にしなくてはいけない。」と思っているから、お互い気をつけてしばらく平和に暮らした。長くは続かなかったが・・・

また喧嘩の日々が戻ってきたが、もうどちらも「文書にしよう」なんてできないことは口にしない。お互い学習したのである・・・めでたしめでたし!

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9. 一部停学

愚息の通っている学校の処罰にはSuspensionDetentionがあるこれは、一般的なアメリカの学校の処罰だそうだ。(もちろん、そこにたどり着く前に、校長室に行くとか色々と長い道のりがあるのだが。)

Suspensionとは“停学”のことだ。Detentionは日本語にすると“居残り”なんだろうが、愚息の学校では“早朝登校”することになっている。これでは、罰を受けているのは朝早く送っていかなければならない親ではないか!。「朝6時半までに学校に来い!」って誰が連れて来るんだ!と怒鳴りたいところだが、先生も早朝出勤になるのだから、文句は言えない。

もちろん私は愚息に思いっきり八つ当たり(?)する。停学の時より、一段と激しく怒鳴りつけてしまう。何しろ、停学は私の生活には関わってこないのだから...

愚息が通っている学校では、停学になっても学校へは行かなくてはならない。家にいると子供は喜ぶだけだから、というのが理由だそうだ。(妙に納得。)学校に行って、職員室の横の一室で一日を過ごす。(教室でお友達と一緒に楽しく学べないわけね。)ご丁寧にも、各教科の先生方が、その日習う教科書のページを書いたメモとかプリントを届けてくれるそうだ。お弁当もその部屋で一人淋しく食べる・・・ことになっているらしい。

すると子供は反省し...というのは愚息には通用しない。一人淋しく、ではないのだ。仲間が必ずいる。同じ時期に停学になってる子はいなくても、態度が悪くて「出て行け!」と言われた子がたどり着くのは、同じ部屋である。で、愚息が停学中だと、仲間がわざとぞくぞく集まる...謹慎の部屋でパーティが始まることになる。これはやはりマズイ。

余談だが、学校へ行ってても、停学処分中は欠席扱いになる。私はこれが一番悲しい。おかげで愚息の皆勤賞が...他に誇れるものが無いと言うのに...(ちなみに、停学処分はしっかり内申書に残り、高校進学時に不利になるそうだ...私にそう言われても困る。)

話を戻して...昨日、『一部3日間停学処分』という紙を貰ってきた。一部ってなんだ?

『文学』の授業の時だけ『謹慎部屋』で過ごす、というものだそうだ。愚息は今回は『文学』の先生を怒らせてしまったわけだ。こういうのシステムって面白いなぁ。これは欠席になるのかな?

9月に7年生(中学1年生)になってから、初めての停学である。先月の個人面談では「勉強はしないけど、態度は悪くない」と言われたので油断をしていたのが間違いだった!

愚息は権威者にさからうのが得意だ。それも言葉と表情だけで思いっきり相手を怒らせる技を持っている。
(普段は良い子なんだけどなぁ・・・)過去、数回停学処分になっているが、他の生徒と喧嘩をしたことは一度もない。全て教師にさからったのが原因だ。

愚息に喧嘩を売る子は...いないだろう。女の子が相手の場合は、殴られようが蹴られようが、絶対手を出さない。大抵の場合は痛くないそうだし、痛かったら逃げるそうだ。(そういう噂はすぐ広まるから、突然意味も無く愚息を殴ってみる女の子もいるそうだ...ははは)

『一部停学処分』の紙にサインをしながら、「まさか先生に対して怒鳴ったんじゃないでしょうね?!」と聞いてみだ。愚息の返事は「僕は誰に対しても決して怒鳴ったりしない。」だったが、その後ボソリと...

「僕が怒鳴るのは母さんだけ」

なかなか良い根性してるじゃないか!

その後:愚息は高校卒業までに立派に退学を2回も経験した。アメリカの学校制度の罰というのは一通り全て経験したと思う。この経験が将来役に立つ・・・ことは決して無いであろう。

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10. 舐められた母

我が愚息は12歳だ。中学1年生である。こちらで言う所謂Preteenというやつで、もう反抗期の真っ只中!面白い位反抗する。

小さかった頃が懐かしい。2歳くらいが一番可愛かった。その頃まではまだ「泣く」ということができた。3歳くらいから泣かなくなってしまった。

最近は、いくら私が叱っても完璧に舐められていて...

私は短気だから、すぐカーッとなって怒鳴る。「馬鹿野郎!」なんて平気で言ってしまう。その時の最近の愚息の反応...

その1:
口を開けてぼーっとした表情を作る。
愚母「何してるの?」
愚息「え?母さんが馬鹿にしたから...馬鹿になった」

その2:
突然胸を押さえて、悲しそうな顔をする。
愚息「その言葉、すごく傷つく...胸が痛む」

その3:
愚母「あなたは一体自分を誰だと思っているの!」
愚息「何様だと思ってます!」

しかし、ほとんどの場合私が爆発しそうな気配を察した愚息が私の眉間に手を当てて、
「母さん、眉間の皺伸ばして。そんな顔してると、元に戻らなくなるよ」と言う。
(先手必勝)

10代の男の子をお持ちの方がこれをお読みになったら、息子に舐められない方法を是非教えて欲しい。

その後:20歳を過ぎてから、流石に以前のように愚息を怒鳴りつけることはなくなったが、それでも家でゴロゴロしているのを見ると腹がたって「動け!」と怒鳴ってしまう。すると、愚息は寝転がったままお尻をフリフリと動かす・・・メンタリティは当時と全然変わっていない。

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『DOTMANの思い出:その5』に続く